秋葉原・南浦和院の群発頭痛、片頭痛、緊張型頭痛、腰痛、肩こりなら悠鍼灸院・整骨院・整体院　院長ブログページ

群発頭痛で服用される頓服薬についてご紹介します①

• 2025.02.28

こんにちは、南浦和院スタッフの松下です。

 

今回は、群発頭痛の際に使用される

頓服薬についてご紹介します。

 

まず初めにご理解いただきたいのは、

私は医師や薬剤師ではないという点です。

この記事は患者さんから伺った情報を

基にまとめたものであり、あくまで参考情報として

ご活用ください。

薬の使用については必ず医師と相談のうえで

判断してください。

 

 

＜頓服薬の種類＞

 

頓服薬とは、発作時の痛みを和らげるために服用する薬です。

代表的な薬には以下の5種類があります。

（括弧内はジェネリック名）

 

イミグラン：皮下注射・点鼻・錠剤（スマトリプタン）
マクサルト：錠剤（リザトリプタン）
ゾーミック：錠剤（ゾルミリプタン）
レルパックス：錠剤（エレトリプタン）
アマージ：錠剤（ナラトリプタン）

 

これらは「トリプタン製剤」に分類され、
薬によって効果が現れるスピードが異なります。
効き始めが早い順番は以下の通りです。

 

イミグラン → マクサルト → ゾーミック

　→ レルパックス → アマージ

 

 

＜イミグランのタイプ別効果時間＞

 

イミグランには皮下注射、点鼻薬、

錠剤の3タイプがあります。

それぞれの効き始めの目安は次の通りです。

 

皮下注射：5〜15分
点鼻薬：15〜30分
錠剤：30分以上

 

なお、イミグラン点鼻薬は製薬会社の検査工程不備により

2023年12月から出荷停止となっており、

現在入手が難しくなっています。

その影響で皮下注射の需要が増え、

こちらも品薄の状態が続いています。

 

 

＜各薬剤の特徴と注意点＞

 

・イミグラン皮下注射

　最も即効性がありますが、

　以下のような副作用やデメリットがあります。

 

　吐き気や動悸

　群発期が長引く可能性

　約700円/回と最も高額

　注射の痛み

 

・イミグラン点鼻薬
出荷停止前、最も使用される方が多い薬でした。
即効性があり、皮下注射より副作用が軽く安価
（約300円/回）ですが、以下の点に注意が必要です。

 

　鼻腔から喉に薬剤が垂れると強い苦味を感じる

　鼻詰まりや噴射角度のズレで効果が減少

 

・錠剤タイプ

　（イミグラン、マクサルト、ゾーミック、レルパックス）

　即効性は皮下注射・点鼻薬より劣りますが、

　以下のメリットがあります。

 

　イミグラン皮下注射、点鼻薬より副作用が比較的少ない

　ジェネリック薬があり、約100円/回と安価

 

　錠剤タイプは効果が似通っているため、

　選択に迷うかと思いますが、

　体質との相性で医師と相談しながら

　決めると良いかと思います。

 

・アマージ

　最も効き始めが遅いものの、効果持続時間が長く、

　寝る前に服用すると夜間発作の予防が期待できます。

 

 

＜まとめ＞

 

群発頭痛の頓服薬にはさまざまな種類があり、
即効性や副作用、コストなど一長一短があります。
ご自身の症状やライフスタイルに合わせて、
医師と相談しながら最適な薬を見つけてください。

 

この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
頭痛のつらさが少しでも軽減されますように！

 

何か気になることがあれば、

ぜひ南浦和院までお気軽にご相談ください。